定年後の人間関係が老後人生をワクワクさせるとしたら?
現役時代は上司・同僚・部下や取引先など仕事がらみの人間関係がメインです。
定年後はそのしがらみから解放され老後人生を心底楽しめるはずです。
それには、ある決断をしなくてはいけません。その決断とは・・・。

人間関係の断捨離を決行

現役時代に集めた名刺の数全てがあなたに関心がある。と思っていたらそれは錯覚です。
あなたの肩書きや会社に興味があるだけで、悲しい事に『あなたに関心』がある訳ではありません。
私は経営をしていた時期があり、その時集まった名刺は数百枚になった事があります。
しかし、当時付き合いが合った営業マンなどから現在、連絡は一切かかってはきません。
ほんの数人ですが、当時の取引先の一部の人とは未だに友人として付き合っている人もいます。
つまり、あなたの周りに集まってくるほとんどの人はあなたが定年を迎えると去っていきます。

定年を良い機会だと思ってこれまでの人脈(人間関係)を一度見直す事が大切です。
なぜなら、あなたの人生の主人公は『あなた自身』だからです。
長い老後生活をハッピーにワクワクしたものにしたいのなら、あなた自身であなたの人生のシナリオを作らなければいけません。
決して「他人」にシナリオ作りを頼むべきではありません。
まず最初にやるべき事とは・・・?

人間関係の断捨離のやり方

『名刺は全て破棄する』

特に現役時代に集めた名刺はこれから老後(定年後)人生に役に立つことはありません。
なぜなら、あなたの肩書きに興味があるだけだと認識した方がいいです。

『年賀状は出さない』

仕事関係に年賀状を出している人は「時間とお金」の無駄になるので止めましょう。
例えば2018年現在年賀状1枚の値段は52円です。
200人に出すとしたら、10400円です。そして時間も掛かるでしょう。
あなたの時間とお金を節約する事ができます。
親しい友人だけに絞ることです。

『ノーと言う勇気』

定年(老後)後の人生はあなたの自由時間です。
その自由時間を無駄なことに浪費している時間はありません。
例えば
「接待ゴルフ」
「仕事がらみの葬儀」
「飲み会」

など・・・・。あなたの大切な時間を奪う事に勇気を持って「ノー」と言いましょう。
逆に考えるとあなた個人の事以外は無駄な事と思う事です。

疲れる人間関係

人間関係を一度見直す「断捨離」は勇気が必要です。
私もそうでした、何かを捨てると言う行為はとても勇気が必要です。
もし、用事があり連絡したい時困ってしまう・・・。
でも、私の経験から言わせてもらうと、そのような場面はありませんでした。
それより人間関係の断捨離をすると自分がしたい事に集中する事ができます。

「一年生になったら一年生になったらともだち100人できるかな・・・」懐かしい歌ですね。
もし私に100人友達いたらきっとその全ての人の顔と名前が一致しないです。
仮にラインをしていて1人に5分間使っていると5×100=500分・・・8.3時間使う事になってしまう・・・。
なんと無駄な時間なのか!自分のしたい事ができなくなってしまうではないか。
なので現在私には心の底から友人と呼べる人は「数人」だけです。
年賀状も出しませんし、飲み会もしません。
でも、何か緊急な事があれば必ず連絡がきますし、自分からも連絡をします。

少しづつリストを整理していくとある発見をします。
これは実際にやってみた人しか分からない事ですが・・・。
ハッキリ言って『疲れます!』自分の事ばっかりペラペラと話すだけの集まりは
以前は頻繁に同窓会に参加していましたが、そのつまんなさに嫌気が指し今では連絡があっても一切行きません。
その理由は
・ 病気の事ばかり
・ 昔の思い出話しばかり
・ ロマンチックな事を狙ってる
・ 旦那・奥さんの愚痴

気があう同士だからこのような話しもできるのは理解できます。
が、その場かぎりの内容ばっかりで何も私が参加するまででもない。

だからこそ残りの人生はあなたの自由時間を大切にする意味でも断捨離は必要なのです。
一度に切ってしまう、と考えてしまうから不安になりなかなか実行できないのです。
例えば、
・ 年賀状をもらった人だけに年賀状を出す。
・ 仕事がらみの名刺を処分する
・ 携帯電話・スマホに入っている仕事関係のリストを削除する

仕事関係のリストが入っていても定年後にその会社に電話する事はそれほど多くないでしょう。
リストを一気に削除した経験がありますが、それで困った事はありません。

老後をワクワクする生き方

定年後の生き方として仕事関係の人脈が無くなる事を考えた時今からできることは?
ズバリ!仕事以外の人脈を作っておくことが重要です。
人は寂しがり屋です。
一人の時間も大切ですが、気の合う仲間と過ごす時間は老後を幸せにします。
そのためにも趣味や興味があるものに今からチャレンジすることが必要です。
でも趣味が見つけられなくて・・・
と、嘆くことはありませんよ。

私の場合、
・ 人に喜んでもらうことが好き
・ バイク・クルマがとっても好きだった
・ 文章を書くのが好き

など子供の頃に夢中になったことを思い出しそれを実行しています。
あなたにも必ずあるはずです。中学生時代に夢中になったこと
それを今、初めてみてはどうでしょう。

ま と め

定年(老後)は人生の終わりではありません。
まだまだ家族を養っていかなくてはいけない人もいるかと思います。
が、それが一段落した時あなたに自由な時間が持てるのです。
とてもワクワクする事だと思いませんか?
小学生に戻るような気分になるはずです。
毎日がワクワクの連続。
人生これからです。毎日ワクワクする事だけをすればいいのです。 
それにはワクワクに不必要な人間関係は要らないのです。