派遣社員の老後はスキルを身に付ける事が絶対条件

派遣で働き続ける人の中には、不安を抱えている人も大勢います。
逆に派遣社員でも生きがいを持って働いている人も居るのも事実です。
このままで良いのか、と老後に不安を持っている人との差はどこから来るのででしょう?
その違いを私なりに考えてみました。

派遣社員でも生きがいを持っている人とは?

派遣で働く理由は人それぞれだと思います。
特に就職氷河期に就職活動をした人は自分の意志に関係なく派遣社員やフリーターの道を歩まざる負えなくなった人もいる事でしょう。
逆にライフスタイルを充実する為に、あえて派遣を選んだ、と言う人もいます。

実際に相談を受けているのは女性に多く、その理由は
・ 子育てに時間をとりたい
・ 介護をする必要がある
・ 趣味に没頭したい

など、ライフスタイルを重視した働き方をしている人たちです。

逆に派遣社員でも将来に不安を持っている人は
・ 不安定な働き方
・ 収入が低い
・ 何処に飛ばされるか

など、収入をメインとして働いている男性に多いように感じます。

将来に不安を持ったまま働いていたのでは、生きがいや楽しいと言う感情は生まれないでしょう。
それ以上に老後の事を考えたら「不安」よりも「恐怖」が芽生えて来ることでしょう。
なぜなら、生きて行けなかもしれない、と思うからだと・・・。

つまり、生きがいを感じる事が出来るのは安定した収入がある事が前提だと思うのです。
もしくは、最低でも生活できるお金があるからではないでしょうか?
では、老後に備え今から何をすれば良いのか、具体的に話を進めていきましょう。

派遣社員でも老後を楽しく過ごす秘訣とは?

派遣社員に限らず正社員でも転職は30代が最後かと感じます。
私自身、起業したのが33歳です。
家族が居て子供も2人いてそれなりにお金がかかる時期でした。
起業し、最低でも3年は収入は安定しません。
しかし、そこは気合いと根性で乗り切る年代だからできたことだと、今だから思います。

40代の転職は、過去の実績やスキルが必要になります。
会社としても即戦力として募集しているのでスキルがないと期待した収入をもらう事は難しくなります。
特に40代後半から50代になるとそれこそ簡単な作業の求人しか見当たらなくなります。
つまり、スキルはあなたの価値を底上げしてくれる武器になる、と言う事です。

社会は戦場です。
武器も持たず戦う事は「死」を意味します。
だからこそ現在どんな働き方をしていてもスキルやノウハウ、実績を作る(身につける)必要性があるのです。
しかし、スキルを習得する事が大事と言われても気にしない人もいる事は事実です。

この心構え『ある・無し』次第では老後の不安の大きさになってボディブローのように効いてきます。
でも身につけたスキルをどのように武器にするか?を多くの人が理解できていないのです。

派遣でもスキルアップできる?

派遣会社の謳い文句には
”色々な企業で働ける!”
”だから様々な経験が積める!”
”一つの会社で勤めるよりもスキルアップできる!”

となっています。
が、色々な業種に短期間で転々としてはスキルアップは難しいでしょう。

でも、同じ業種である程度長期間働く事ができれば、スキルを身につける事は可能です。
どんな些細な事でもそれを深く掘り進める事ができればそれは立派なスキルになります。

例えば
・ その分野のスペシャリストになる
・ 資格を取る
も良いかもしれません。

ここが重要なのですが、何歳になっても進化し続けるには、学習は必要になると言うことです。

現実に目を向ける

正社員は会社と、ともに成長していくものだと思っています。
会社が繁栄を続けて行く為には、社員も共に育ってくれなけと倒産してしまいます。
逆に社員が成長しない企業は、衰退していきます。

最近、やる気のない50代もしくは「働かないオジサン」が話題になっていますが、これは自ら成長を止めてしまっている人達です。
会社は成長しているのにただ給料をもらうだけの人材は必要ないのです。
これは派遣・契約社員にも言える事です。
会社に貢献してくれる人は絶対手放せません。
その延長にあるのは「正社員への道」です。
つまり、会社にとって必要な人材なのかどうか?そこには正社員や派遣の区別なない、と言う事です。

ま と め

派遣社員でもスキルを持っている人は35歳以上でも求人はあります。
しかし、スキルや経験を持って居ないと今後益々、35歳以上の転職は難しくなるでしょう。
なぜなら、会社は人手不足を補うと共に即戦力を必要としているからです。

だからと言って諦めるのは早いです。
あなたには今まで生きてきた年月が必ず存在しています。
その中にダイヤの原石が埋もれている可能性に気がつかないだけかも知れません。
それを磨く事で社会に必要とされる人になりえるのです。