老後の不安材料として様々なところでニュースになっている「お金の問題」ですが、はっきりしているのはメディアは煽り過ぎです。
老後には貯金が無いと生活できないなどと言われていますが、事実なのでしょうか?
その疑問を解決する事で老後の不安感も収まるはずです。

老後の不安:お金の問題の真実とは

色々なニュースやネットで話題になっているのが『3000万円の貯金がないと生活できな老後破産!』と言われています。
『老後の不安材料』


画像出典先:厚生労働省「平成28年版厚生労働白書」より

厚生労働省が45歳以上の男女3000人にアンケートを実施した内容から予測通りに『健康問題』『お金の不安』が浮き彫りになりました。
ただし、このグラフからでは老後に幾ら必要なのか?はわかりませんね。
そして、実際の所「貯金は幾ら必要なのか?』は正直なところ私もわかりません。
なぜなら、個人個人の生活内容な家族構成、住まいなどの問題が絡み合い、単純に『老後生活には3000万円の貯蓄』が必要とは言い切れないのです。

実際に家計費は赤字になるのか?

老後の不安で一番大きいのは、『生活できるのか?』だと思います。
私も老後の不安材料は「この生活を続けて行く事ができるのか?」ですから・・・。
実際に老後に突入した人たちは、生活費は間に合っているのか、を確認すればそこから具体的な行動や思考が起きると思うので参考の為にこのような図を準備してみました。
『夫婦無職世帯の家計収支』

【2017年度版】

画像出典先:厚生労働省 「家計調査報告(家計収支編)平成29年(2017年)
・ 高齢夫婦無職世帯:夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯

この図からわかることは=生活費の不足(赤字)が毎月発生する、という事です。
毎日のようにニュースになっている「下流老後」や「老後破産」の意味がわかったと思います。
現在の生活を老後も続けていくと必ず赤字が出ます。
その補てんや赤字解消に向け考えられるものは
・ 貯金から崩していく
・ 仕事を続けていく
・ 印税収入などの資産を作っておく
・ 断捨離

があげられます。
つまり、お金を稼ぐか節約するかのどちらを選択するか、ということです。

老後の定義とは

あなたが思う『老後』とは何歳からだと思いますか?
私が思うには老後=定年退職後と考えています。
多くの企業では定年制を導入しています。
その中でも「60歳定年」が8割を占めているとの統計もあります。
なので、今までと違う雇用形態や賃金になると言う点で「老後=定年」と思っています。
『何歳からが老後のイメージ』


画像出典先:厚生労働省「老後とは

年代別のアンケートによると仕事をしていると『60歳』が老後と考えている人が多く、定年後の人では『65歳以上』を老後と考えています。

ま と め

年金がもらえる年齢も上がるかもしれない事を考え、その時に備える「武器」を持つ事がとても重要です。
人生の勝利者になるには、緻密な戦術・戦略を考えできるだけ早い段階で行動に移す。
それには、現実としっかり向き合うことであなたに何が必要なにか?が分かります。
私も50代に入った時点で必ず訪れる「老後=定年」を意識してきました。
まだ遅くはありません。今から準備すればまだまだ間に合います。
ここでは「老後の不安」となる要素だけ取り上げていますのでまずは、不安要素はなんだろうか?
を知ってください。
お金の不安は貯金がないことではなくて、生活費が足らなくなる、
もしくは、稼ぐことができなくなる(体力・気力の問題)が老後の不安になっているということです。